資本装備率とは?求め方と中小企業の適切な業種別数値。【中小企業診断士監修メディア:merumeta(めるめた)】

新着
新着用語集

資本装備率とは従業員一人あたりにかかる設備投資を知るための割合のこと。「労働装備率」と同義です。
今回は資本装備率の意味や計算方法、各業種の平均値などを解説します。資本装備率の基本を把握し、経営に役立てましょう。

資本装備率とは

資本装備率とは、従業員一人あたりにかかっている設備投資が有効に活用されているかを把握するための指標のことです。「労働装備率」と呼ばれる場合もあります。資本装備率が高いほど、従業員一人あたりに割り当てられている資本が多いという意味です。

中小企業庁のWebサイトには、以下の解説があります。

資本装備率とは、資本ストック(有形固定資産)を従業者数で除したものであり、従業者一人当たりの設備等の保有状況を示す。一般に、この指標が高いと、生産現場における機械化が進んでいることを示す。
引用元:中小企業庁

「設備等」は有形固定資産を指しており、生産活動で使われる機械のほか、土地や建物などが該当します。

資本装備率の求め方

資本装備率は以下の計算式で算出されます。

資本装備率 = (有形固定資産 – 建設仮勘定) ÷ 従業員数

中小企業の業種別の資本装備率

資本装備率は、高ければ優れているというわけではありません。例えば、大規模な建物や設備を必要とする製造業では資本装備率が高くなり、オフィスやパソコンなどがメインの設備となる情報通信業では資本装備率が比較的低いケースが一般的です。

業種によって適切な資本装備率が異なるため、比較する際は自社の業種の平均を把握しておきましょう。2014年における各業種の資本装備率の平均値と第一・第三四分位点で分布の範囲を示したグラフをご紹介します。

引用元:中小企業庁

資本装備率の重要ポイントのおさらい

  • 資本装備率は従業員一人あたりにかかっている資本の割合を把握するための指標
  • 機械や土地、建物などの有形固定資産を従業員数で割ることで算出される
  • 資本装備率の適切な数値は業種によって異なる

資本装備率を把握することで、資本への投資額の程度が適切かを把握できます。自社の資本装備率を知り、過不足のない設備投資を行いましょう。

経営の悩みや補助金の活用について、詳しく知りたい方はこちら

監修者

株式会社はじまりビジネスパートナーズ 代表取締役
中小企業診断士
白川 淳一

株式会社はじまりビジネスパートナーズ 代表取締役 ・食品メーカー 大手スーパー担当営業、商品の仕入交渉、輸入交渉、委託生産先の管理、子会社役員などライン~スタッフまで全般業務を経験 ・広告代理店系列 データ分析会社、消費者の購買データの分析、商品開発や営業向け用データマーケティングのコンサルティング

この記事を書いた人
箱田 かの

飲食業や小売業、ワーキングホリデーなどを経て、現在はWEBライター歴5年以上になりました。執筆経験のあるジャンルはIT系求人・アパレル・商品紹介メディア・自動車・金融など。 石橋を叩いて壊すほど心配症なおかげで身についたリサーチ力とネットリテラシーが今の仕事を支えています。趣味は音楽とお酒です。

参考リンク

3 資本装備率、資本生産性について
2 資本装備率、資本生産性の比較
タイトルとURLをコピーしました