カーボンニュートラル化【中小企業診断士監修メディア:merumeta(めるめた)】

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カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量と吸収量を差し引きゼロにするという意味です。持続可能な社会を実現するための目標として掲げられ、日本のほか120以上の国と地域で取り組まれています。言葉の意味や取り組みについて解説します。

カーボンニュートラルとは

カーボンニュートラルとは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させ、全体としてゼロにすることです。「全体としてゼロ」は、人為的に発生した温室効果ガスの「排出量」を削減する取り組みをしたうえで、どうしても削減しきれない排出量から、森林の管理や植林などによる「吸収量」を差し引いてゼロにすることを意味します。

出典:経済産業省 「カーボンニュートラル」って何ですか?(前編)~いつ、誰が実現するの?

地球温暖化の原因となる温室効果ガスを差し引きゼロにすることで、気候変動を食い止め、持続可能な経済社会を実現するために、日本のみならず120以上の国と地域で目標に掲げられ、取り組まれています。

カーボンニュートラルへの取り組み

カーボンニュートラルを実現するための取り組みは大きくわけて4つあります。

カーボンニュートラルの取り組み
二酸化炭素の排出量削減

カーボンニュートラルを実現するために、温室効果ガスの吸収が行われますが、2022年現在における温室効果ガスの排出量に対して、吸収できる量は不十分です。

まずは、温室効果ガスの大部分を占める「エネルギー起源の二酸化炭素」の排出量を減らすことで、全体としてゼロの状態にするための土台づくりをする必要があります。エネルギー起源の二酸化炭素の発生源は、電力分野と非電力分野があり、各分野で排出量を減らすための方策が考えられています。

カーボンニュートラルの取り組み
再生可能エネルギーの活用

太陽光や風力、水力、地熱、バイオマスなどの「再生可能エネルギー」を活用した発電をすることも、温室効果ガス削減への取り組みに有効です。

2022年現在の発電の主力である火力発電は燃焼により二酸化炭素を多く排出するため、カーボンニュートラルの妨げになってしまいます。今後、火力に頼ることなく発電できる仕組みづくりに注力することで、温室効果ガスの排出量削減につながるのです。

カーボンニュートラルの取り組み
二酸化炭素の吸収・除去

二酸化炭素の排出量を完全になくすことが難しい領域に関しては、排出した二酸化炭素を吸収・除去して「差し引きゼロ」の状態を目指す必要があります。

吸収・除去のためには植林のほか、DACCS(※1)やBECCS(※2)といった炭素除去技術の活用などが考えられています。

※1 大気中に存在する二酸化炭素を直接回収して貯留する技術
※2 バイオマス燃料の使用時に排出された二酸化炭素を回収して地中に貯留する技術

カーボンニュートラルの取り組み
グリーン成長戦略

日本政府はカーボンニュートラルの実現に向けて「グリーン成長戦略」として14分野の産業に課題や目標を設定し、支援を行う方針を掲げています。グリーン成長戦略について詳しくは、経済産業省の「グリーン成長戦略(概要)」をご覧ください。

カーボンニュートラルの重要ポイントのおさらい

  • カーボンニュートラルとは温室効果ガスの排出量と吸収・除去量を差し引きゼロにすること
  • カーボンニュートラルは日本だけでなく世界各国で目標として取り組まれている
  • カーボンニュートラルを実現するためには、二酸化炭素の削減や再生可能エネルギーの活用が必要

カーボンニュートラルは、持続可能な経済社会を実現するために重要な取り組みです。気候変動の問題を解決し、地球の将来が明るいものになるように、できることからひとつずつ取り組んでいきましょう。

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監修者

株式会社はじまりビジネスパートナーズ 代表取締役
中小企業診断士
白川 淳一

株式会社はじまりビジネスパートナーズ 代表取締役 ・食品メーカー 大手スーパー担当営業、商品の仕入交渉、輸入交渉、委託生産先の管理、子会社役員などライン~スタッフまで全般業務を経験 ・広告代理店系列 データ分析会社、消費者の購買データの分析、商品開発や営業向け用データマーケティングのコンサルティング

この記事を書いた人
箱田 かの

飲食業や小売業、ワーキングホリデーなどを経て、現在はWEBライター歴5年以上になりました。執筆経験のあるジャンルはIT系求人・アパレル・商品紹介メディア・自動車・金融など。 石橋を叩いて壊すほど心配症なおかげで身についたリサーチ力とネットリテラシーが今の仕事を支えています。趣味は音楽とお酒です。

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